ブログを始めて1年。これまで740件の訪問をいただき感謝。参考になるところは少ないと思うが、楽しいブリードのヒントになるなら嬉しい。試行錯誤を重ね、また、‘‘月1500円まで’’の計画性も保ちながら、自分の飼育スタイルで楽しんでいこうと思う。
さて、幼虫ボトル3本目はマット管理。
この時期は菌糸ボトルでキノコが育ちやすく蛹室への影響が心配、劣化ボトルの見た目が悪い、菌糸だと蛹~羽化の際の水はけが良くなさそうというのがその理由。
飼育数が増えれば♀は2本返しとなるが、今は飼育個体が少ないので一定時期がきたら掘り返して確認・観察の機会を設ける側面も。
常温飼育でなるべく大きく立派な個体を育てたい気持ちはあるが、サイズよりも綺麗に羽化させることを優先したい。
また、去年の幼虫は5月蛹化、6月羽化だったので、孵化の時期が多少違っても同じ飼育環境からスケジュールは去年同様と予想。
1/23 洗面所20℃→洋室16~17℃
管理温度を下げて冬本番を演出。
2/5 マットボトルを準備
最終ボトル(3本目)の準備。2本目交換時の余りの菌糸がもったいないので発酵マット(Dマスターズ究極マット)+無添加微粒子マットに混ぜて使ってみることにした。菌糸の配合比率は約15%。800cc×2は糸島産用、1400ccは3月交換予定の神埼産用。


〈参考〉22-c(佐賀神埼産♂)2本目ボトル。
上部約1/4は発酵マットと余りの菌糸を混合(菌糸比率約25%?)したもので、詰めてから1ヶ月経過時の様子。マットに菌糸が拡がっている。その部分まで食い上がっていないので好んで食べるのかなど幼虫への効果は未知数。とても興味深いところだが、もし一定の効果が確認出来たら廃棄予定菌糸の使い道となる。いつか初令幼虫にも試してみたい。


2/23 洋室16~17℃ 3ヶ月経過
11月以降、洗面所は20℃で安定していたが洋室では数日置きにキノコ除去作業が必要だった。その都度ボトルを動かしストレスをかけてしまうのが心苦しいが....
そしていよいよ、
蛹→羽化への準備の為に最終ボトルに交換。
22-a 11/24 13g→1/24 12g→2/26 11.5g
生存確認の為1月に掘り返し、800ccに六分詰めの中途半端な菌糸ボトルに交換していた。
2本目交換時(11月)に体が黄色っぽくなっていたのでもう大きくならないかと心配していたとおり、ボトルの底で移動範囲は狭かった。多少濃い色の食痕が見えるので少しは食べたと思ったが、残念ながら昨年11月をピークにサイズダウンとなってしまった。


掘り返したら..

背中にオレンジ色の♀マークが微かに確認出来たので及第点か。
22-b 11/24 13g→2/26 13g
2本目投入時に22-aと同体重だったが、体は黄色くなかった。その後12~1月にかけて新たな食痕を確認出来ている他、ボトル内部も22-aと比べると広い範囲で食べ進んだと思う。

側面のキノコで空洞が出来たのか、青カビが目立ってきた。

掘り返したら..まあまあ動いて食べていたとは思うが、体重キープか~


こちらは雌雄判別は出来きていなかったが、体重みる限りは♀、であることを信じたい。
交換用マットの水分量は余り気にしておらず、菌糸の水分もあるので加水はしていなかった。表面が多少乾いていたので上部のみ霧吹きを数プッシュした後幼虫を投入した。

これから羽化までは3~4ヶ月。菌糸ブレンドマットを食べて無事に羽化することを願う。
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