前回の続き。

4. 1本目の期間と2本目の準備
1本目は凡そ9月末までの3ヶ月間のため、2本目の準備に取り掛かるのは9月中旬頃。逆に、9月中旬からでないと気温が高くて菌がまわらないという微妙な時期でもある。
例えば、残暑で2本目の準備が遅れるとすると、
→10月交換が後ろ倒し
→1本目期間が長くなり過ぎる
→劣化や食い上げが心配
→成長に影響

実際、今年の1本目の中でも菌糸が縮んで固くなっていたり、特に♂の場合はもう食べるところがないマット状のボトルもあった。
1本目は6/下旬〜7/初旬に投入したが、プリンカップの期間をやや延ばして7/中旬頃に投入も考えておきたい。従って、当初想定した2パターンのスケジュールでは下の②が適当だろう。

①1本目  6月中旬〜9月末 100日+α
→9/初旬で食い上がる個体もあり、特に♂は日数を引っ張りたくない。
②1本目  7月中旬〜9月末 90日弱
→6月はプリンカップで管理。多少大きくなることでボトル投入時に雌雄判別出来る期待も。



5. 2本目投入時の成長度
♂ 最大27gで他の3匹も25g台と成長度にはとても満足している。飼育環境を考えると寒くなる2本目で伸ばす育て方が出来ない。従って、1本目の成長は重要だった。
27g個体を1400ccではなく800ccに投入せざるを得なかったのが残念なところだが、逆に800ccでも普通に育つなら今後のボトル準備にも好影響。次の交換時、成長に違いがあるのかどうか楽しみが増えた。

♀ 
最終的にはせいぜい40mm台後半が出せれば良い(親♀39mm)ので、8匹の体重(12.5g〜16g:平均13.8g)はそれなりの大きさが期待出来そうという点で満足している。ただ、交換時、♂と異なり体が黄色がかっている個体が多かった印象。昨年の♀2匹のうち、黄色っぽかった方を最終的に?羽化不全で★にしてしまったので少々気になる。室温が高く成長し過ぎた?のかも知れない。可能なら♀は2本目で羽化まで持っていきたいと思うが、果たしてどうなるか。



6. 菌糸プリンカップの効果
菌糸プリンカップの有効性を別の見方で考える。孵化後のプリンカップ管理を菌糸組とマット組に分けたが、そのグループ別で2本目交換時点での平均体重の違いは以下のとおり。

♂ 菌糸  平均 27.0g / 1匹  ⇒マット比+1.8g
♂ マット 平均 25.2g / 3匹

♀ 菌糸  平均 14.2g / 5匹  ⇒マット比+1.0g
♀ マット 平均 13.2g / 3匹

この結果からは、プリンカップで管理する期間は菌糸の方がより大きくなるとも言えるが、♂菌糸が1匹のみなど比較するには母数が少な過ぎる。また、菌糸プリンカップ組は孵化が早い順なので、数日ながら成長期間が長いことも関係しているかも知れない。あれこれ考えたらきりがないが、飼育スタイルとして1本目でなるべく大きく!という考えは今のところ変わらないので菌糸プリンカップを使うのは暫定ながら有効と考えておこう。